2024.03.13
ツネイシカムテックスのグループ会社である双葉三共株式会社は、肥料の製造能力や品質の向上、安定供給を目的に発酵槽を増設し、2月23日より稼働を開始しました。
双葉三共は、行政や企業から下水汚泥・食品廃棄物を受け入れ、微生物による独自の発酵技術で、肥料を製造・販売している会社です。
搬入された廃棄物(原料)は、微生物を混合した“タネ菌”とともに発酵槽に入れ、槽の下から空気を送り微生物の働きを活性化することで高温発酵させます。高品質な肥料の製造には発酵の促進が不可欠で、発酵具合を見極めながら4~5回槽を移し替え、発酵を促します。そのため、たくさんの発酵槽を使用します。
今回、双葉三共では発酵槽を26槽(2634m³)から42槽(5280m³)へ拡大したことで、受入量・製造能力の向上のみならず、肥料の完熟度=発酵具合を十分に見極めることが可能となり、品質向上も期待できます。また、既存槽の改修工事の際にも処理を止めることなく安定的に製造できるようになりました。
双葉三共は、これからも食品廃棄物等の完全リサイクルを通じて、循環型社会の実現に貢献してまいります。
双葉三共株式会社ホームページ:双葉三共株式会社 (futaba-sankyo.co.jp)